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スマホカバーからの脱線随想

スマホカバーを新調すべくネットで、とあるショップから購入。値段は1,000円そこそこ。早速、開封すると商品に添えられていたのは手書きの御礼状。メッセージカードにはナント折り鶴までペタン。。。やられた~(涙)。今時、スマホカバーなんぞ星の数ほどあるし、また扱うショップもいくらでもある中、これはリピーター客になりうる見事な戦略と、しきりに感心。安い買い物客でも手を抜かない姿勢は小生も見習いたい。しみじみ、「しかし達筆だなぁ。」こうも字がウマイとうらやましい。読んでいてコチラも気持ちがいい。、、引きかえ小生はと言うと…ショボン。大昔のこと、一応小学3年から6年生まで習字教室には通っていたが、当時は苦痛でやる気も無く、ましてや字が上手くなりたいなどとミジンも思ってもいなかった。今更ながら自分の字を見るにつけ後悔の念。出るのは、ハァ~、ため息ばかり。付随した話、、、親子たるは不思議と似るもので、3人の息子たちも子供時分には習字を習わせたもののじぇんじぇん。学校でも書初めの賞など誰一人一度もいただいたことが無い、というありさま。自分もその通りだったので何も言う資格は無い。他には学習塾、そろばん塾、スイミングスクールなど通わせたがどれもこれもパッとせず”元気ですかー!”の、やんちゃだけが取り柄。唯一、3人とも相撲教室に通っている中、内2人は横綱白鵬が見守る中、国技館の土俵を踏むことが出来たのが親的には、せめてもの殊勲賞。その全国大会、コワモテのジャンボくん相手にきゃしゃな体のわが息子たち。初戦、兄は速攻で投げ飛ばされ打撲、弟は土俵下に突き飛ばされ顔面裂傷。親子で流した涙が懐かしい。あれから17年。歳をとってくると、どうも昔のことばかり思いだして仕方がない。。。御礼状からの大脱線にて候。

 

思い出しついでに写真を引っ張り出してみた。3.11震災の津波火災で、わが家の20年間撮りためた写真やビデオは悲しくもすべて消滅。これは高台にあるヨメちゃんの実家にわずかながら残っていた内の貴重な1枚。『気仙沼少年相撲教室』開室初日の記念撮影。地元高校の相撲部土俵を借りて第一期生、6人からのスタート。後列右が長男。前列左が二男。前列まん中が三男。高校相撲部監督の叱咤激励に耐え忍び、流した涙と汗と鼻血の数々。毎度泣きながらの稽古終わりにはマックで食べ放題のご褒美。国技館へ旅の終着点は、ここから3年後のこと。海に近いこの土俵も津波直撃で今や夢の跡。。。