気仙沼のふかひれ屋さん 気仙沼のふかひれ屋さん
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紅葉樹林

今、暦は立冬だが実際の景観は晩秋深し、と言ったところか。。仕事場からほど近い所にブナやナラなど多様な広葉樹が広がる散策スポットがあり、毎年この時期になると時折、気晴らしがてらに訪れたくなる。勝手に散策スポットと言ってはいるが実は国有林。入林申請は散策程度であれば不要とのこと。ここからちょっと行った先には無くなってしまったが、”金取(かねとり)温泉”と言うひなびた湯治場があった。子供時分にはよく家族で来ていたことが懐かしく思い出される。開(ひら)けた平地で落ち葉を踏みしめながら歩けばサクッ,サクッと足裏に心地よく伝わる自然のクッション。ささいなことだが、こうして生きていればこそ味わえるコレも幸せのひとつなのだと、しみじみ歩きながら感慨にふける。。長年にわたるタバコのおかげで病んでいるであろう小生の肺も澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込めば、ちょっとくらいは浄化される(ような気がする)。いつ来ても誰もいることなく、音はと言えば、時折そよぐ風で枝葉がサワサワするだけ。運が良ければカモシカと遭遇することもある。カモシカはあまり警戒心が無いようで、向かってきたり逃げたりもせず、大体はコチラの様子をうかがうべく、まるで剥製のように固まったままでいるので、結構じっくり観察することができる。他方、幸いにも出くわしたことは無いが近年、市内でもいたる所で熊が出没するのでちょっと怖い。散策中、たまに手を叩いたり口笛を吹いたりしているが、はたして効果のほどは定かでは無い。イザの時は開き直って強気に対応する気構えではあるものの、運が悪ければ、ウヮ~~で...THE END💀

特別天然記念物のニホンカモシカ。シカとは言ってもシカ類ではなくヤギの仲間だ。鳴き声は小生も聞いたことが無い。何でもヴボォッとかヴァフッとか、どうやら文字には起こしにくい鳴き声のようだ。