気仙沼のふかひれ屋さん 気仙沼のふかひれ屋さん
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大川さくら総合公園

先日の地元紙。一昨年、南気仙沼地区に竣工した多目的公園の記事が掲載されていた。いい機会なので少し触れてみたいと思う。。記事中の画像は縦じまが青森山田高校、赤はどこか...。─ 道すがら、ここは毎日通っているので公園施設のいくつかを紹介がてら撮ってみたい。。

3.11震災復興事業として気仙沼大川の護岸堤防とともに整備された”大川さくら総合公園”。震災前、ここの地区一帯は住宅地だったが今やその面影は無くない。。人工芝仕様のグラウンドはサッカー(ラグビー)コート2面分、広々とした景観が気持ちいい。照明は毎晩9時までグラウンドの使用が無くても点灯している。そんな光に映える緑のグラウンドを目にしながら毎夜、仕事の帰路につく。

隣には野球グラウンドが整備された。休日になると学童チームの練習や大会などが盛んだ。「しまっていこうぜー!」、「お~っ!!!!」子供たちのかん高い声が響き渡る。一方、平日にはオッサン達の朝野球チーム練習で、にぎわう。今度は一転、「オラオラ~、足もつれてんぞぉ!!!」、「まだ酒が抜けてねえんじゃねえのかー」ドスの効いた低音のヤジや笑い声が飛び交う。....みんな元気でうらやましい。

陸上競技の練習用として、気仙沼では初になる地面がタータン仕様(合成硬化ゴム)のレーンも併設されている。画像には写っていないが右手には投てき(砲丸投げ)フィールドもあって、全体的にコンパクトな環境ながらも良い練習ができると思う。普段は地元、高校生の陸上部員の利用がもっぱらだ。

 

着替えや打ち合わせなどに活用するクラブハウスもある。もちろんエアコン完備。

道を挟んでこちらは防災公園。避難用の築山(つきやま)には傾斜がなだらかなスロープがあり高齢者にも配慮した造りになっている。一面の広々とした草っ原は解放感抜群。それこそ取り囲むように沢山の桜の木があったら花見には最高のロケーションになると思うが、ん~、そこは防災とは違ってくるのでダメなのかも。後方にそびえるは東北最大の斜張橋、”気仙沼湾横断橋”。すぐ近くだと言うのに未だ通ったことが無い。

─ついでながらの話。グラウンドの奥手、矢印の災害公営住宅、最上階が小生の住まい。仮設住宅5年間の後の2017年からなので足掛け8年になる、実に早いもんだ。当初は町内に家を建てようと思っていたところ息子3人はそれぞれ遠方で住まいを構えてしまった。今後の短い(?)余生を考えた時に建てた家が子供らの足かせになるのは目に見えているので土地は処分、身軽な公営住宅を終の棲家とするに相成った。