気仙沼のふかひれ屋さん 気仙沼のふかひれ屋さん
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甥の美容室へ

84才になる義母を連れ立って甥っ子が営む美容室へ。─「おかあさん、髪を切りにいきましょう。」『ん、どこに行くんだ?』「トヨタカくんの店で頭をさっぱりしてもらいましょう。」『ん、あしたか?』「今からですよ。」『ん、どこに行くんだ?』「ハイハイ、行きましょう~。」『アンタもヒマな人だな。』...ヘンテコな会話はいつものことながら最近はちょっと心配。。ともあれイザ、ε≡出発

店内に入ると目に飛び込んでくるのは色鮮やかな水槽。

気持ちよさそうに泳ぎ回るメダカたちは店主の甥っ子が卵からかえしたもの。。水槽にはドラゴンボールの”ピッコロ”が後ろ向きでポーズをとっていたり黄色の”チンアナゴ”が顔を出したりと芸がこまかく楽しい。。

店内はとにかく色んなモノがテンコ盛り。店と言うより趣味の部屋のよう。飾ってあるものすべてが彼の手造り。まぁ、とにかく目を凝らして色々見て欲しい。まずここは、会計をするレジの前。にぎやかと言うかゴチャゴチャと言うか、お客さんは必ずや目を丸くすることだろう。

こびとづかんの”ももじり”を始め写っているフィギアはすべて彼の作品。この域までくると、もう立派な造形作家だ。素材は粉粘土、密蝋(ロウ)、スチロール、紙等々、彩色も完璧でソフビまで作れてしまう。

.....言葉は要らない。感心しながら、ただただ見入るだけ。

「うわっ!」、「へぇ~」、「ほぉ~」、感心しきり。

蝋細工の”ホヤぼーや”も素朴で、いい味出してる。

”マジンガーZ”の頭部にドッキングする操縦ユニットまであって、いやはやスゴすぎ。

極めつけはコレ!リアルな”ハウルの動く城”。もう、立派な芸術品。

行くたびに新しいものに入れ替わっていたりするので毎回楽しく時間をつぶせる。次にもどんな作品が登場するか楽しみだ。