気仙沼のふかひれ屋さん 気仙沼のふかひれ屋さん
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”つがい”のハクチョウ

先日、地元紙に可哀想な白鳥の記事が載っていた。我が家から直線距離にして8km先の貯水池でケガのため北帰できなかった白鳥が1羽、暑さに耐えていると言う。寄り添っていたもう1羽は、見限ったようで夏を前に飛び立ってしまったそうな。池の様子が気になって調べたところ、猛暑続きに加えて雨もほとんど無いため、水底が所々むき出しになっているらしい。きのう今日と台風の余波で雨はあるものの池の水はどの程度回復するのか。まずは、地元の方がエサをやっているようなので、それがせめてもの救いだが。。

一方、、、

・・・実は我が家の眼下、気仙沼大川でも、いまだに白鳥を見ることができる。”つがい”の2羽は一日中、川上と川下を行ったり来たりと忙しい(?)。どちらかが羽を痛めて飛び立てないでいるのか、あるいはこの場所が気に入って安住の地としようとしているのか定かではない。記事にあった白鳥の方は池の水が干上がってきて厳しい環境だが、ここは流水たっぷり穏やかな川なのでその点ではまだましだが、とは言えエサとなるものは潤沢ではないだろうに、一体何を食べているのやら。。ところで、白鳥の”つがい”は絆が強く♡相思相愛♡、普通は相手を変えずに生涯添い遂げると言われている。この2羽もその通りで本当に仲むずまじく、いつも互いを気にかけている様子が見て取れる。

ただ、いつも眺めていてちょっと不思議なのは、冬に飛来する白鳥はコォ゙ー、コォ゙ーと、にぎやかに鳴くのだが、この2羽はまったく鳴くことは無い。と言うか、鳴き声を聞いたことがない。見ていると常にアイコンタクトをとっているようなのでその必要がないのか、声を発せずとも心は通じ合っているということか、これまさに以心伝心。

一見、羽が欠損している様子は見受けられないが、、、ちょっとわからない。両者、羽をバタつかせることもなく、一日中気の向くままスイスイスイ~っと。で、ちょっと下流の方に行くと草地になった中洲があるのだが、どうやらお気に入りの寝ぐらはソコになっているようだ。─先日、夜半のこと。その中州がある方向からトンデモなく大きな絶叫する悲鳴(?)が一面に轟(とどろ)いた。##うぁああーー!!!!!!!!!!!、間髪入れずに##ぎゃぁあーー!!!!!!!!!!!、ちょっと間を置いて、##いゃぁあ゙ーー!!!!!!!!!##ってな感じ。マジで女性が襲われてるのではないかと心配になり110番しようかどうしょうか迷って迷って。。(結局しなかった)....あるいは、白鳥が何者かの襲撃を受けた叫びなのか、などと、あれこれ思いを巡らせたものの、いかんせん闇夜にあってその時は何もわからずじまい。後日に、「あっ!コレだ。」あの時聞いた絶叫と、まったく同じものを動画で発見。##ぎゃぁあ゙ーー!!!!!!!!!##、、、その悲鳴(鳴き声)の主はよもやのキツネ🦊と断定!。日暮れ時、道路を横切る夜行性のキツネをまれに目にすることがあるので生息域であることは知ってはいたが、まさかの意外や意外。

今思うに、やっぱりあの夜、110番しなくてよかった。。コォ~~~.。oO