気仙沼のふかひれ屋さん 気仙沼のふかひれ屋さん
 · 

回想 3.11

今年もこの日がやってきた。

何年たってもトラウマとなって思い出す。

 

あの日、激流の中、要介護の母が一人いた近くの実家へ。

実家の建物は半分水没。傾いたまま、なすすべ無く流れて行った。

 一方、妻は、、、自宅方向を振り返ると津波のもくずとなっていた。

  

 極寒の夜、寒さに震え星空を見ながら実家の屋根上で一晩涙した。

    、、ヨメを見捨ててしまった自責の念。

       

      しかし三日後、奇跡的に再開。

  ヨメはヨメで子供たちに「父さんは亡くなった」と、伝えていた。

 

   お互い「悪運が強いなぁ。」と、憎まれ口を叩きあって喜んだ。