気仙沼のふかひれ屋さん 気仙沼のふかひれ屋さん
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サンマ様さま

本業はふかひれ屋だが、たまに入るスポットのサンマ作業。大鍋ひとつでサンマの量は10kg、生は高くて手が出ないので、もちろん冷凍もの。グツグツ煮込むこと4時間。酢をったぷり入れてあるので骨までホロホロでマイウ~♪。サンマは、ここ数年壊滅的に近い不漁続き。気仙沼の重要な基幹産業でもあるので本当に深刻。たまに少し水揚げがあっても魚体も100g前後と小さい。とても人様には送れるような代物ではない。以前の様な丸々肥えた140g超えなどは、もう出会えない夢のまた夢なのか。この時期でも三陸沖には南下せず、今まだ2昼夜かけて遠く行ったあたりが漁場らしい。油代が重むばかりで空振りの船も多いし本当に由々しき事態。小生が子供の頃、50年余り前には、よく魚市場にサンマを拾いに行っていた。(盗むのではない。)あちこちに落ちているものを職員も、いちいち拾って回るのも面倒なのでほったらかしにされていた。拾わなければどっちみちカラスが持って行く。それほど連日大量の水揚げがあった。当時の気仙沼人にとってサンマは買うのではなく、拾うかもらうかと、言った感覚だったように思う。。。リメンバ~昭和の良き時代☆彡