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酔いに任せて〔コラム〕

【日本維新の会:鈴木宗男:談】「ゼレンスキーがいつもの格好でやってきた。ゼレンスキーが来たことで、終戦が遠のいた。ウクライナが武器を置かなければロシアが孤立してしまう。広島G7サミットにはプーチン大統領も呼んで首脳の輪に入ってもらって話し合いすることが岸田総理のリーダーシップと思っていたのに残念。」【松山千春:談】「まず話し合うことだ。殺し合いをやめさせるのが政治でないか。武器を送ったら犠牲者が出るだけで、戦闘機までくれと言っているゼレンスキーは間違っている。喧嘩が始まったら誰かが仲裁に入り、早く終わらせるしかない。G7ではプーチン大統領、ゼレンスキー大統領の両方を呼んで両方の言い分も聞くから先ずは銃を置けと呼びかけるべきではなかったか。ゼレンスキーだけ呼んでどうするんだ。」……これは広島Gサミット後の談話。で、聞き捨てならず小生も、ふた言み言言いたい。日本には言論の自由がある。とは言え、この様なあまりにも無責任な与太話が闊歩することには辟易する。不確実な理想論を軽々声高に言う様には人のあり様たる資質を疑う。話し合いって?、、。暗雲垂れ込め、着地点が見いだせる策など見当たらない中、話し合いありきの話し合いなどに意味などあるはずがない。ましてプーチンは現在、国際刑事裁判所から指名手配されている身であり、日本はそのICCの加盟国。なので仮にプーチンを日本に呼んだら(と言うか来るはずも無いが)御用で即、お縄。ゼレンスキー、プーチン両者は4年ほど前になるだろうか一度、フランス、ドイツの仲介で話し合いの席に着いたことがある。クリミア併合に飽き足らない野心を持ったプーチンがウクライナ東部の割譲を要求、対するウクライナは到底受け入れがたい。として決裂。この会談で溝が一層深まったことに端を発し、今般の侵略戦争に至る結果となった。ドイツのメルケル首相はのちに「両者をテーブルに着かせたのは失敗であった。」と後悔の弁を述べている。ロシアは条約事など、これまで何度となく一方的一蹴、反故にしてきた信用に値しない国。遡ればフィンランド侵攻、ジョージア侵攻、チェチェン侵攻、クリミア併合、サイバー攻撃、政敵の毒殺、自国民の誘導洗脳、でっち上げなど日常茶飯事。最も凄惨だったのはチェチェン共和国への暴挙。実に国民の5人に1人が殺戮されている。この様に悪事を上げたらきりがない。余談ながら、過去にウクライナが強く懸念を示していたプーチンのしたたかな策略『ノルドストリーム2』の甘い罠にドイツがハマりエネルギーが言わば人質となり、そのしっぺ返しが昨冬に欧州を苦しめてきた。日本とロシアの『サハリン2』もその二の舞を踏むのではないかと懸念する。日本との関係が悪化すれば脅しに使われることはノルドストリーム2の経緯をみれば容易に想像がつく。『肉を切って骨を断つ』、痛みは伴うが権益など捨てるくらいの英断を望みたいところだが、悲しいかな国益重視に前のめりな国の施策は変わらない。話は戻り、ウクライナ降伏の暁には、次にロシア、ベラルーシに囲まれた小国バルト3国がキナ臭くなる、と言われている。今の段階での話し合いなど良くて平行線になることが明々白々。それでもなお鈴木議員は、まずはテーブルに、と言う。いまだに平和条約(足かせになるだけ#)や北方領土に無策のまま固執し、挙句の果てにはゼレンスキーの方が悪いなどと発言している始末で実におめでたい。本人は馬耳東風どこ吹く風、我は我が道を行く。上述、お二方からのお叱り覚悟で言わせてもらうならば『ひとつ穴のムジナ』と言ったところだろうか。。。ウクライナの涙は世界の悲劇。……ウィ~、ヒック.zzz