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104才・哲代ばあちゃん

ラジオで、あるお年寄りが体験したエピソードを聞いた。その話は情景が目に浮かぶ実にホッコリしたものだった。─広島は尾道の山里でひとり暮らす104才になる石井哲代ばあちゃん。日常の様子や沁みる言葉の数々をまとめた本はベストセラー。地元では、今風で言えばバズ上がりの有名人だそうだ。その哲代ばあちゃん、出先のトイレを利用した時の話。用を足し終え、水を流すため目の前のヒモを引いたところ.....一向に水は流れない、、、「あれまぁ、コッチかいな」と、今度はヒモの上にあるボタンを押してみた。するとブザーが鳴って、すぐさま人が駆けつけてきた。ドンドンドン、けたたましくドアを叩かれ、「どうしました!、返事できますか?」、「いや~ズボンもまだ上げちょらんで、何事かと心臓がバクバクして血の気が引いたわいな。こんだけ長いこと生きた末に”哲代ばあさんがトイレで大往生”。なんて世間様に広まったらシャレにならんからのぅ」・・自らの体験を開けっぴろげにする、そんな自然体なところが皆から愛されるひとつなのかもしれない。。その後、入ってきた係の人からブザーを止めてもらい、流すレバーは便座の背面にあることを教えてもらったと言うが。確かにその位置では一旦座ってしまったら目につかない。「いや~、便座のフタ、開けよったままアンタら入って来よったもんで、”大”の方で無くて良かったわいのぉ」、話にクサくないオチまで付いているのが、またナイス!