一週間ほど前のコト。。
画像、赤の囲いはツガイ。実はこの2羽、昨年の猛暑もなんのその、北帰せず一年中ここら近辺で今日まで過ごしている。見たところでは羽が傷ついてる風でもないし、、時折羽ばたく仕草を見せるも、さりとて飛び立ちはしない。とにかく相方がいつも気にかけながら寄り添っていて胸が打たれるほど仲むずましい。ところで、小生は起床後、まずベランダから2羽の様子を確認してから身支度に取り掛かるのが朝のルーティン。昨年初冬には、白鳥の家族やグループが入れ替わりながらやってくるたび、ツガイの2羽も嬉しそうに交流していたりと、そんな光景に心癒やされていた。
そんな折、また新しい7羽の集団がツガイの元に寄って来た。右手、青い囲いの中、ややグレーがかっている1羽は幼鳥。初冬に濃い灰色の幼鳥は、この時期、春を迎える頃にはだいぶ白っぽくなってくるが、それが見て取れる。そんな中、この穏やかさをかき乱すかのような何やら不穏な空気が、、、
出た!”ジャイアン太郎”。こやつもまた北帰をしないでこの界隈を徘徊というか、”たむろ”している、一匹狼のアウトロー。自分の視覚に入る他者はことごとく威嚇し、テリトリーから排除する困った”ならず者”だ。ちなみに”ジャイアン太郎”とは、あまりに傍若無人なので小生がひとり勝手にそう呼んでいる。ツガイの2羽も、ことあるごとに年中嫌がらせを受けていて、ならばもっと川上とか移動して生活圏を変えればいいのにと思うところだが何故だかわからない、この近辺がお気に入りのようで離れようとしない。
さておき、ジャイアン太郎はいつものように羽を帆のように立てて威嚇の態勢で侵入者のグループにロックオン。フルスロットルで猛然と追いかける追いかける、猛追の速さたるや尋常ではない。7羽のグループにあっという間に追いつくと、、、、
ジャイアン太郎は、シャーシャー##と、雄叫びを上げながら蹴散らし回る。グループは皆、パニックで右往左往で四方八方に散り散り、その後どうなったか、、、
ジャイアン太郎は1羽にターゲットを絞り、執拗に追いかけ始めた。ただならぬ様子に幼鳥も可哀想に、必死に逃げる逃げる。小生はベランダからその様子を為す術(すべ)無く見守ることしかできず、もどかしい。
ジャイアン太郎もツガイの2羽同様、飛べないようなので、飛沫をたて羽をバタつかせながら追い立てる。実に執念深い。やがて追われていた白鳥を含めグループの7羽は逃れてすべて飛び去って行った。邪魔者がいなくなったジャイアン太郎は、コォッーコォー勝ち誇ったようにご満悦の雄叫びを上げている。。ん~~こやつめ#なんだか苦々しい。
ところで一方、ツガイの2羽の方はと言うと。。ちゃっかり岸辺に上がってやり過ごしていた。ジャイアン太郎の嫌がらせには慣れっこなので臨機応変に対処できるノウハウがあるようだ。後を追うようにスタスタついてきたのは胸が白いのでオナガカモだろうか。とてもかわいい。
とにもかくにも、この日を境に北帰をしない(できない?)で、長くこの地に居続けた2羽のツガイ、そしてジャイアン太郎ともども姿を見ることは無くなってしまった。両者とも飛べないと思われるだけに一体どうしたことだろうか。
画質は悪いが最後に、もひとつ。雪が降ったある日のジャイアン太郎。プカプカ浮いている小魚を目ざとくウミネコが発見してテリトリー内に着水。その距離わずか。オッ!vsん!、両者しばしにらみ合うもジャイアン太郎は威嚇する気配は無い様子。危険がないとみたウミネコは小魚をくわえて飛び去った。どうやら威嚇、攻撃するのは同類の白鳥だけのようだ。
....余談ながら気仙沼にいるのは渡り鳥であるカモメではなく(カモメ科に属する)一年中見られるウミネコだ。ウミネコは動体視力と空間認識に優れていて、例えば船に乗ってエビせんを手にするとサーッと寄ってきて指には触れることなく見事にエビせんを口挟んでいく。ほら、こんな感じで。。
これは、ウチのロングセラー商品、”ふかひれ酒茶香房”の内表紙。ついでながら、小生渾身の句で風情を感じていただければと。
ウミネコやえびせん片手に手を振れば ん!ニャ〜ッと熱視線 嗚呼(あぁ)ここは宮城の最北、気仙沼
ん~~、いい句だなぁ、。
