先般、北海道は稚内(わっかない)から関東方面まで実に1,100km、国内最長距離の伝書鳩レースが行われた。で、その翌日のこと。仙台の楽天球場で試合中、レースに参戦していた1羽の鳩がグラウンドに降り立った。審判が追うも飛び立とうとせずトコトコ、ウロチョロ。試合は中断されるも、その様子には観客も喜色満面楽しんでいるよう。で、鳩はその後おとなしく確保。翌日、埼玉から飼い主が車を飛ばして迎えに来たとの、ほっこりニュースをテレビで報じていた。飼い主の話では鳩は少し内出血が見られるとの所見。なので、仙台まで飛んで来たところで、もう限界だったのか、はてまたこの日、楽天の相手は埼玉西武と言うことで鳩も埼玉出身。球場上空を差しかかると「おっ!オラが西武ライオンズの試合やないかい!」てなわけで、急遽応援に馳せ参じたものか。結果は埼玉鳩パワーが選手らに通じて(?)埼玉西武ライオンズが勝利した。
かくにも鳩が離脱したレースの名は、『2026・東日本稚内グランドナショナルレース』と言う、国内においては最も難易度が高い名誉あるBIGレースで、優勝賞金もウン百万らしい。レースの名称からしてなるほど、いかにもな感じだ。競馬で言えば、『日本ダービー』と言ったところか。何でも450もの各地区の鳩舎から選抜されたエース級の選手(鳩)、その数1,500羽以上が参戦すると言う。
小生もあまり詳しくは無く、拾い知識だが、レースは長距離なだけに鳩にとって非常に過酷で、ほとんどが帰還できるわけでは無いそうだ。中にはオオタカやハヤブサなのど猛禽類に襲われ餌食になることも少なくなく、特に長距離レースでは疲弊した鳩が標的になりやすく、それが帰還できない大きな原因になっているとのこと。無責任な言い方で、お叱りを受けるかもしれないが、実態を知れば知るほど、なんだか人間のエゴのような気がしないでもないような。。。
ところで疑問が湧いてきた。そもそもゴールなどは無い中、地域がバラバラの鳩舎にそれぞれ帰還するわけで。ハテ、一体どうやって順位を決めるのだろうか。わからないことだらけなのでこの機会に雑学ヨロシク、色々調べてみた。え~となになに、ふ~ん。鳩が自分の鳩舎に戻るまでの分速を競うだと。。分速とは1分間に何メートル進んだかを計算して、それにより順位を決めると言うのだが....?。なんでも、鳩の脚に付けられた専用の電子チップが、帰還時に鳩舎入口に垂れ下がっている金属ののれんをくぐり抜けることで、それまでの記録が自動的にスキャンされ、瞬時に分速データが大会本部に送信されるのだそうだ。ふ~ん、分速とやらの兼ね合いがよくわからないが、なんだかすごいシステムなのだな!と言うことだけはわかる。
さて、ここからが本題。日にち的におそらく前述のレースからはぐれてきたと思われる1羽が小生宅のベランダに宿っていた。天敵に追われてきたのか、疲労困ぱいなのか、はたまたマブタを閉じたままなので眠いのか。室内からずっと眺めるも、まったく動く気配がない。脚のリングには識別番号が見て取れる。これにICチップが内蔵されていて、迷い鳩が保護された時でも番号で所有者を特定できると言う。埼玉の所有者にもこれで照会されてしかるところから連絡がいったのだろう。にしてもベランダの鳩は剥製のように固まっていて心配だ。この辺、川辺界隈は猛禽のトンビが多いし、こんな目立つ所にいて捕食などされなければよいが....見守るしか術は無い。でも、さすがにエース級(?)だけあってか体つきはふっくらしていてたくましい。過去にも何度かウチのベランダで休んでいる鳩を見てきたが、今回の鳩は隆々として過去一、別格だ。
とにかく驚かさないように、この寝床部屋はカーテンを閉めず電気もつけずに、そっと、、。
この晩、小生はリビングのソファーでZzz...。o○
翌朝のこと。鳩は心ばかりのお礼とばかりに、3このみやげ💩💩💩をきれいに並べて置いていってウンウン、ありがたやありがたや。さて、3っのウンは小生に何をもたらしてくれるか楽しみだ。。
